サンドブラスターと呼ばれる機械をコンプレッサーに接続して、送られてくる圧縮空気とブラスター内部に入った砂(研磨剤)とを混合して細いノズルから高圧でガラス表面に吹き付け、ガラス面を削ってゆきます。
通常では、一つの作品は一人の人間が仕上げますが、このような大きな作品の場合、カットまでは数名で作業する事もあります。
しかし、ここから先は、職人の勘と経験のみで進められる作業なので、一人の人間が最後の仕上げまで行います。まさに匠の技の見せ所といえます。
2番目の写真は龍の胴体を肉彫りした後、マスクを貼り戻し、鱗を彫っている所です。
このように、一枚づつマスクを剥がし砂を吹き付け、ガラス面を彫刻します。
砂を当てる距離や圧力を微妙に調整しながら、彫りの深さを変え、立体感を出して行きます。